Sakai Music World

酒井敦 プロフィール

 
酒井敦(Atsushi SAKAI)プロフィール

1961年埼玉県蕨市生まれ。
指揮を遠藤雅古、小林研一郎、ピアノを三村則子、大木忠雄の各氏に師事する。1981年尚美学園教育科ピアノ専攻卒業。専攻優秀者による奨学金及び専攻優秀者賞を受賞。卒業後、8年間にわたり埼玉県川口市で教諭としての経歴をもつが1989年退職の後、指揮者に転身する。

 これまで、プロ吹奏楽団であるTADウインドシンフォニー、東京ユースシンフォニーオーケストラ等の副指揮者を皮切りに指揮活動を展開、現在は仙台フィルハーモニー管弦楽団、東京ニューシティ管弦楽団等の国内のプロオーケストラ等を指揮。またスタジオ録音では、セガエンタープライズRPGソフト「エターナルアルカディア」フルオーケストラヴァージョンの指揮も担当した。

 1998年より東京藝術大学指揮科助手として小林研一郎教授(現:名誉教授)のアシスタント等を務め、2004年には山形県長井市に於いての'東京藝術大学特別オーケストラ'とのベートーヴェン「第九」公演(小林研一郎指揮)では合唱指揮を担当し、その演奏と指導手腕は各新聞紙上で絶賛された。翌2005年には、同じく長井市及び長井ウインドシンフォニーの招きで東京シンフォニックウインズ(東京藝術大学卒業生による吹奏楽団)を率い指揮した。

 近年の活動では、2009年に福島県いわき市の招きで「真夏のオペラティックガラコンサート」において東京ニューシティ管弦楽団を指揮し成功をおさめる他、2010年の「宮城県庁ロビーコンサート」においては仙台フィルハーモニー管弦楽団を指揮、また同オーケストラでは東北電力主催の「放課後コンサート」でも度々登場し好評を得ている。また2014年には東京藝術大学奏楽堂での台東区のベートーヴェン「第九」公演では合唱指揮として、さらに日本橋三越本店での「第九」公演では「台東区第九合唱団」を率い指揮し、そのコンサートの様子は多くのメディアでも紹介され、今後も恒例演奏会として登壇を予定している。
これまでの主な共演者としては、大倉由紀枝(Sop.)、小林大作(Ten.)、秋川雅史(Ten.)をはじめとするクラシック歌手との共演をはじめ、伊藤多喜雄(民謡歌手)、瀬戸口清文(体操指導者、歌手)、劇団角笛(影絵)などのコラボレーションもある。ピアノでの共演としては金子健治(リコーダ)、東京ブロックフレーテアンサンブル他、指揮やピアノで幅広い演奏活動を繰り広げている。

 指揮活動をする一方で音楽教育を推進させるため、これまでの教員経験も生かし、中学・高校の吹奏楽及び合唱指導、また各市町村での音楽教員対象の指揮法研修会も講師として招聘され、2012年より地元埼玉県川口市の吹奏楽団「青木フィルハーモニー吹奏楽団」常任指揮者としてもその指揮と指導にあたっている。吹奏楽指導等の功績により埼玉県川口市より「青少年育成功労者賞」を授与している。

 社会活動においては、2008年3月に福島県で開催された「第1回声楽アンサンブルコンテスト全国大会」で審査員として招聘された他、中部日本吹奏楽コンクール、全日本吹奏楽コンクール県大会及び地方大会、吹奏楽アンサンブルコンテスト等で審査員を務める。
 2008年より「スペシャルオリンピックス支援コンサート~コバケンとその仲間達オーケストラ」においては、東京、千葉、福島、山形、兵庫、岩手他で合唱指導等で参加。また2010年より「rfcラジオ福島 チャリティミュージックソン リヤカーサンタ」に参加、埼玉県内でも東日本大震災のあった2011年より毎年、募金活動の為の「クリスマスチャリティコンサート」も行っている。
 1998年より東京藝術大学非常勤助手及び非常勤講師を経て、2015年より東京藝術大学音楽学部指揮科助教。